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Brownie

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2021/04/15 17:34

今更ですが、改めて" Chez VIDALENC "について。

2019年の11月" Brownie "オープンから遡ること2年ほど前。

パリのショップ兼アトリエにデザイナーの
フィリップ・ヴィダレンクを訪ね、

いずれ自分の店をオープンしたいからその時には
「 是非あなたのブランドを取り扱いさせて欲しい」と直談判。

撮り溜めていたフォトイメージや、構想を拙い英語で伝える会話から
快く「 OK 」という返事をもらえました。

そして2019年に戻ります。Brownieのオープンに向け、

「 あの時の事を覚えていますか? 」と、改めてパリへ向かいデザイナーの元を訪ね、

フィリップは2年前の事を覚えていてくれ(多分)、オープン初期からのコラボレーションが始まりました。

店を始める前からの憧れが、共に仕事をする仲になり、デザイナーの人なりに触れさらに魅力的なブランドへ。

と、 今のご時世で海外に行きたい欲からか昔の思い出を語り前置きが長くなりました。

そんな思い入れのあるChez VIDALENCの21SSモデルが入荷しております。

Brownieより、カラーオーダーをしたいくつかのモデルをご紹介です。


・Shirt AXL - gitanes blue
フレンチシガレット、GITANESのパッケージを元にイメージしてもらいカラーオーダー。
フィリップのイメージするフレンチブルーで仕上がったモデルです。


ワークのスタイルが根底にあるこのブランド。

シャツでは珍しい涙目のボタンホール。ふとしたところにワークのディティールが落とし込まれています。

ファブリックはUK製の細番手・打ち込みの良いさらっとしたハリ感を備える生地が品の良さをも加えます。


・Shirt AXL - marlboro red
シガレットシリーズ、
GITANESの対となるアメリカンフェイマスシガレットMARLBOROの
RED BOXを元にイメージしてもらいオーダー。一目見てアメリカを連想させるレッドに仕上がりました。


ガーメントダイ製法(製品染め)により、シルク素材を使ったタグも同色に染まります。

パリ市内に少人数(2~3人)で製作工房を構え裁断や縫製が行われます。

その後、パリは左岸エリアの路地裏にあるショップの地下

大量のファブリックや染料などに囲まれた洞窟のような空間のアトリエにあるランドリーマシーンを使い、

デザイナー自らの手でウォッシュ&ダイの工程に。

その都度の染め工程の為、元より染められた生地を用いる均一で統一されたものではない

よく言えば味わい、それぞれの捉え方ですがムラ感などを製品の表情に纏います。


・Trench Coat no Flap - archive blue
ある一着のコートをアーカイブとしてカラーオーダー。
どこからのアーカイブかは後ほどに、


トレンチコートの位置付けながら、ポケットのフラップを取り除き大きく生地取りをされたサイドポケット、

細かなステッチワークがパッカリングの経年変化をも期待させ、ボタンには高級感のあるホーンボタンを使用。

シックな部分とワークのアーティザナルが共存するコートです。


・Trench Coat with Flap - 1950's red
1950年代の赤色に対しフィリップとBrownieに共通認識がある中で、再現をお願いしカラーオーダー。
答えとして染められた色は、50年代に作られたファブリックが70年をかけてフェードし、2021年の現在に至ったような赤色で返ってきました。


大量生産はしない。

それを謳うことが推しでも格好が良いわけでもなく。(工程を踏まえると請け負えないしヴァケーションも取りたいから、。)

個人的に依頼した洋服を仕立てるスモールブティックのようなブランドです。

オーダーした洋服はなかなか届きませんが、ヴァケーション先の写真は届きます。笑

(今シーズン中に2ndデリバリーが到着することを願います。。)

そんな気負わない人柄が洋服にもどこか表れとても馴染みよく
着用する事が本当に気持ちの良いブランド。


・Trench Coat no Flap - black
アイテムそのものを純粋に楽しめるカラーもオーダー。
ガーメントダイ製法による染まり切らない表情に奥行きのある柔らかなブラックカラー。
染めのムラっ気が製品に雰囲気をもたらします。


胸の内側左右に付けられた、パッチポケットのダブルステッチが表のデザインとして浮き出ます。

使用されるイギリス製のファブリック、キャンブリックコットンは60-80番手の糸が高密度に織られた素材。

着込むことで光沢を帯びてゆき、柔らかく滑らかになり且つ硬さ(ハリ)を維持します。


21SSシーズンのアイテムから少し話は飛び、

" Chez VIDALENC (シェ・ヴィダレンク) "のデザイナー、
フランス人のフィリップ・ヴィダレンク。

" CASEY CASEY (ケーシー・ケーシー) "のデザイナー、⠀
イギリス人のギャレス・ケーシー。

今は別々の道をゆく2人が約十年程前まで展開していたブランド、
" CASEY VIDALENC "のアーカイブです。



共に購入から十年前後着用している私物の2アイテム。

今シーズン展開するトレンチコートに用いられているキャンブリックコットンと同様の素材。

カバーオールは着るたびに毎度洗いをかけ日焼けやパッカリングが顕著に、

当時の自分には鮮やかなブルーのコートを着こなせず、着こなせるようになる為にひたすら着続ける中で

雨に濡れ・生地も擦れ・洗いにもかけられて色痩せていきました。

当時の鮮やかな彩度は失われましたが、ようやく少しずつ着こなせるようになれたのではと思います。

こちらも前置きが長くなりましたが、、

自分が洋服業界に入り間もない頃だったと思います。

ブランドの右も左も分からず、名前も値段も知らないコート。
何の予備知識もない中で衝撃を受けた鮮やかなブルーカラー。

前述の2つには見る影もありませんが、

そんな当時の色を今回、" archive blue "としてフィリップに再現してもらいました。

フィリップが創り出す洋服は彩度や表情・纏う雰囲気の全てをなかなかに伝える事が出来ません。

実際に目にし体感をして何年も着続け自らのヴィンテージへと昇華して欲しいアイテム達。

是非一度。